肺癌 予防・治療法
抗癌剤治療
抗癌剤治療は、化学療法とも呼ばれ、薬を使って癌細胞を死滅させる治療法です。抗癌剤には80種類以上あり、癌の種類、症状によって1~数種類組み合わせて使用します。静脈注射や飲み薬などにより血液中に取り入れるので、全身の癌細胞を攻撃、破壊することができます。
抗癌剤のメリットとしては、全身の癌細胞を攻撃することができるので、すべての癌治療に効果が期待できます。しかし、デメリットとして、効果が高すぎるため、正常な細胞にもダメージを与えてしまい、副作用が強く出ることです。
抗がん剤は正常な細胞も傷つけるため、様々な副作用が現れます。副作用は、薬の種類によって異なり、個人差もありますが、血液を作る造血細胞を傷つけた場合、貧血や深刻な感染症、出血など、口の粘膜の細胞を傷つけた場合は口内炎、毛根細胞を傷つけると脱毛、胃などの消化器官の細胞を傷つけると吐き気や下痢などが現れます。副作用がひどい場合は、薬の投与を中止することもあります。
抗癌剤の治療期間は、連日投与ではなく、週1回、3~4週間に1回などを1セットとして、複数回投与します。抗癌剤は、肺癌の種類によって異なります。抗癌剤治療が最も効果のある肺癌は小細胞癌で、小細胞癌の約90%に効果がみられます。手術療法、放射線療法を行う場合でも、補助として抗癌剤を使用します。
非小細胞癌には、約50%程度有効ですが、抗癌剤の利用で完治させることは難しいです。手術療法、放射線療法の補助として利用することにより、癌を縮小させる、生存率を上げる、延命効果が期待できます。