肺癌とたばこ
禁断症状
禁断症状として代表的なのは、イライラする、集中できない、落ち着かないなどです。これは体内で自然に分泌されるドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質が、ニコチンの刺激で常に出し続ける状態に慣れてしまい、自然に出なくなるために起こります。禁断症状は最初の3日間が最も強く、その後だんだんと薄れて3週間後には消失しますが、心理的依存状態は3か月ほど続きます。
禁断症状で一番現れるのは、イライラすることで、約2週間程度続きます。イライラを抑えるのに有効なのは、ニコチンパッチなどの禁煙補助具の使用です。その他には散歩をする、熱い風呂に入るなどで対処できます。
禁煙開始から1週間程度は頭痛が起こることもあります。2~3日で治まるようですが、酷いような場合は病院で頭痛薬を処方してもらいましょう。タバコの覚醒作用を利用して仕事をしているなどの場合、ニコチン頼り切った薬物依存の反動で酷い眠気に襲われることがあります。カフェインの入ったコーヒーなどを夕方に飲まない、十分な睡眠をとる、30分程度の昼寝で症状は大分抑えられます。
集中力の低下は2~3週間続きます。散歩をする、背伸びをするなど体を動かした気分転換を図ることで、本来の集中力が戻ります。体がニコチンを欲しがる症状と空腹で食べ物を欲しがる感覚はよく似ています。これは脳の錯覚で、数週間続きます。タバコの代用品として、飴やガムを食べる、歯磨きをするなどで症状は和らぎますが、過度の代用行為はほかの依存症になることがあるので注意が必要です。
禁煙を続けるには、無理をしない目標を定め、記録を取りながら進めると続くようです。