肺癌とたばこ
禁煙法・禁煙効果
禁煙は、癌をはじめ多くの病気や生活習慣病を予防する一番の方法で、若い年齢から禁煙を始めるほど効果は高くなります。禁煙の効果は肺癌の予防のほかに、空気や食事がおいしく感じる、タバコのヤニが付かないので歯が白くなる、ビタミンCが破壊されないため肌がきれいになる、心肺機能が正常に近く戻るので運動能力が上がる、などがあります。
禁煙のメリットを時間で見てみると、24時間で心筋梗塞のリスクが減り、1~9か月で咳や息切れが改善され、5年で肺癌リスクが半減します。10年禁煙を続けると、肺癌リスクが非喫煙者と同程度までになります。
禁煙法には、禁煙したい人のための専門外来である禁煙外来を受診する、ニコチンパッチやニコチンガムを用いたニコチン代替療法などがあります。禁煙外来を受診するには、患者本人が禁煙を望んでいる、喫煙年数×1日当たりの喫煙本数が200以上、などの条件がありますが、健康保険が適用になります。禁煙外来では、タバコに対する心理的依存や禁断症状などの克服をサポートしてくれます。
ニコチン代替療法は、ニコチンパッチやニコチンガムを使い、微量のニコチンを体内に吸収することで、禁断症状を軽減させる方法です。禁煙外来での治療法も、ニコチンパッチを用いたニコチン代替療法です。
禁煙中にタバコが吸いたくなった時は、冷たい水を飲む、深呼吸をするなどで乗り切りましょう。ニコチンにはADH(抗利尿ホルモン)を分泌する作用があり、体内に水分を溜めようとします。冷たい水を飲むことで体内の水分を増やし、タバコを吸いたい欲求を抑えます。アルコールやカフェインには利尿作用があり、ニコチンとは反対の作用をします。そのため、3週間程度は飲酒やコーヒーなどのカフェインの摂取は避けましょう。
タバコを吸う行為自体が習慣化している、口さみしいなどの心理的依存は飴やガム、タバコを吸う行為が体験できる禁煙補助品を利用することもいいのではないでしょうか。