肺疾患

インフルエンザ・風邪

風邪もインフルエンザも、ウィルスによる感染症です。風邪は、ライノウィルスやコロナウィルスなどのウィルス感染による上気道炎の総称、インフルエンザはインフルエンザウィルスによる感染症です。

風邪の場合、喉の痛みや鼻水のほか、一般的な症状の咳やくしゃみがみられますが、全身症状である筋肉痛や関節痛はあまりみられません。インフルエンザほどの高熱が出ることもなく、重症化することもほぼありません。対して、インフルエンザは風邪にみられる一般的な咳やくしゃみのほか、38度以上の高熱や頭痛、全身症状である関節痛・筋肉痛が突然現れます。症状は5日間ほど続き、最悪の場合死に至るような気管支炎、肺炎、インフルエンザ脳炎などを併発することがあります。

風邪は原因となるウィルスによって流行時期が異なりますが、インフルエンザはほぼ12月から3月頃に流行します。この時期は、気温、湿度ともに低く、空気中に漂うインフルエンザウィルにとっては長生きできる環境になります。また、乾燥により喉や鼻の粘膜が弱り、感染しやすくなります。

インフルエンザや風邪の予防には、帰宅後の手洗い・うがいはもちろんですが、インフルエンザの流行前に予防接種を打つ、高齢者や慢性疾患、疲れや睡眠不足などで免疫力が落ちている人は、繁華街や人ごみへの外出を避ける、冷たく乾燥した空気は喉の防御力を低下させるので、外出時はマスクをする、などがあります。また、ウィルスは乾燥した空気を好むので、室内の湿度を40~60%に保つ、定期的に部屋の換気をするのも効果があります。

風邪・インフルエンザに罹った場合、早めに医療機関に受診し、治療を受けることが基本です。また、十分な睡眠と水分を取りましょう。インフルエンザ、風邪は他人にうつります。マスクをする、インフルエンザの場合は特に、熱が下がっても体内のウィルスは排出されるため、1週間は安静にしていましょう。