肺と肺癌
症状
肺癌の場合、初期の自覚症状はほとんどなく、日常生活においてわかりづらいことが特徴です。自覚症状が現れるときには、癌がかなり進行した状態の場合が多いです。自覚症状として、血痰、胸痛、咳、息切れ、顔・首のむくみ、疲労感、食欲不振、体重減少など、風邪の症状に似ていることが特徴です。
風邪と肺がんの初期症状の違いは、血痰が出る、風邪が治った後も1週間以上咳が続くなどがあります。風邪の場合、血痰が出ることはほぼなく、一筋の血が混じったような痰であっても、単なる風邪ではないと思った方が良いでしょう。肺癌の症状は、発生した部分によって症状が変わってきます。
肺門型の特徴として、早期から咳、痰、血痰が出る、レントゲンでは発見できない、進行すると「閉塞性肺炎」と呼ばれる肺炎を起こす、などがあります。X線検査で発見しにくいのは、肺門部が心臓の陰になってしまうため、見つかりにくくなります。肺の型の特徴として、早期の自覚症状がない、ろっ骨や脊柱に浸潤すると、その部分の強い痛みが生じる、などがあります。初期症状が出ないため、喀痰検査などでは発見しにくいですが、X線検査では比較的発見しやすい癌です。
肺癌の症状は、風邪の症状と似ています。しかし、「この症状があるから肺癌」と確定することは難しく、喀痰細胞診やX線検査など、医療機関での検査が重要になります。
癌が骨などに転移すると、痛み、しびれなどの症状が起こり、通常より骨折しやすくなります。また、脳に転移した場合、頭痛、吐き気、ふらつき、半身の麻痺、しゃべりにくい、物忘れがひどくなる、などの症状がみられます。