肺と肺癌

肺癌

肺癌は気管支や肺胞に発生する悪性腫瘍の少々で、死亡率の高い病気です。日本での肺癌による死亡者数は、全癌死の約19%を占め、男性では全癌死の中で最も多く、女性でも大腸癌・胃癌に次いで多い病気です。肺がんの原因には、タバコに含まれる発癌性物質、アスベスト(石綿)、ラドン(放射能)、遺伝子やウィルスがあります。

特に喫煙は肺癌の最大原因です。肺がんには、小細胞癌と非小細胞癌があり、さらに非小細胞癌を、腺癌、扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)・大細胞癌に分類されます。肺癌は発生場所によって、肺門部と肺野部に分類されます。肺門型は、肺入口の太い気管支に発生し、扁平上皮癌が多く発生します。X線検査で発見しやすい癌です。肺野型は、気管支末梢から肺胞のある肺の奥部分に発生し、腺癌が多く発生します。喀痰細胞診や気管支鏡で見つけやすい癌です。

小細胞癌は、顕微鏡で見ると小型の細胞癌で、喫煙者に多く、肺がんの20%は小細胞がんになります。肺門部に近い気管支から発生することが多く、進行が非常に速い癌です。
腺癌は、癌の中で一番多く、女性に非常に多い癌です。癌細胞が小さいうちは発見しにくいですが、大きくなった場合、すでに転移していることが多いのが特徴です。しかし、X線に移りやすい部位に発生するため、早期発見できれば治ることもあります。

扁平上皮癌(扁平上皮癌)は、喫煙者に非常に多く、特に男性に多く見られる癌です。肺門部に近い気管支から発生することが多く、比較的小さいうちから咳、痰などの自覚症状が出ることがあり、早期発見しやすい癌です。

大細胞癌は、肺がんの中でもわずか5%程度の発生率の癌です。大型の癌で、肺の末梢に発生することが多いです。癌細胞の増殖が速く、抗がん剤、放射線治療法がききにくい癌です。